おばあちゃんの日記

　おばあちゃんは夜寝る前に日記を書いていました。自分が小さい時から書いていたので自分が知っている限りでは25年以上毎日欠かさず日記をつけていたと思います。日記に何を書いてるんだろうと気になっていましたが、おばあちゃんが元気な時は見ないようにしてました。

　おばあちゃんが旅立ち、遺品整理をしていると気になっていた日記が出てきた。中身を見てみると内容はその日の天気、出来事が書いており、お金を使った日は家計簿としても使用していた。「健康第一に頑張ろう」「夫の分まで生きよう」といった決意や、「今日は○○が来てくれて嬉しかった」「寂しいな」といった喜怒哀楽なことも書いてありました。また、なかには自分のことを褒めてくれたことも書いてあり、それを見た時は思わず泣いてしまいました。

　人に対して思いやりの気持ちを持つこと。これに尽きるかなと思いました。

　この日記はおばあちゃんとの思い出が詰まった大切な宝物です。